弊社が開発した発泡ガラスNEXTONE-αは、水質浄化材として様々な用途で活用できます。
水質浄化に最適なNEXTONE-α
弊社が独自開発したNEXTONE-αはガラスリサイクルから生まれた新素材製品で、多孔質であることから透水性、保水性に優れております。
水質浄化に効果抜群の、NEXTONE-αのもつ2つの性質とは
1.物理的に多孔質な構造体
NEXTONE-αの孔の大きさは1μm以上のものから大きなもので数mm程度のものとなっております。そしてこの孔の大きさは、バクテリア(約0.5~5μm)や原生動物(約5~250μm)の住処として最適なものなのです。これにより、多くの微生物がNEXTONE-αに住み着き活動することができます。
2.吸着性能に優れている
NEXTONE-αの持つリンと窒素をリン酸(PO4)とアンモニア(NH4)の形で吸着するという性能です。これについては単体で吸着材といえるほどの高性能なものでありませんが、たとえ吸着機能が飽和状態を早期に迎えたとしても、吸着したものをひとつ目の性能として挙げている微生物が分解し、それによってまた吸着性能が持続できると推測出来ます。
NEXTONE-αの水質浄化の原理としては、この2つの性質の相乗効果で結果的に水質浄化が促進されるのです。
水質浄化効果の高いNEXTONE-αで出来ること
ネクストワン-αは、非常に水質浄化効果の高い物質ですので、河川・湖沼の富栄養化防止・水質浄化剤として非常に有効です。河川では比重調整できる特徴を生かし沈めるタイプの沈床式と浮かせるタイプの浮島式を併用し浄化効果を向上させることができます。
また水中には、間伐材での枠組みにネクストワン-αを乗せた魚礁を設置し藻場を形成し魚の繁殖と水質浄化を同時に図ることもできます。
更に、様々な種類の排水設備(家庭用合併処理浄化槽、工業排水設備等)の放流水・浸透水のろ過材としてネクストワン-αを使用することにより、よりきれいな水を自然に戻すことができます。
また、ガラスびんを主原料としているため製品は大部分が珪酸質であり、ホタルの餌となるカワニナが非常に好む物質です。きれいな水を作り出すこととあわせて、ホタルの育成資材としても最適です。
NEXTONE-αを用いた水質浄化法は主に2種類の工法があります
比重調整できる特徴を生かし、水に「沈める」または「浮かせる」ことで浄化効果を向上させます。
工法1.水の中に沈める工法(沈床工法)
嫌気性バクテリアが繁殖します。水中の浮遊粒子を捕捉沈降させる働きがあります。
用途によりそのまま敷き詰めたり、ネットに詰めて施工できます。
工法2.水に浮かせる工法(浮島工法)
好気性バクテリアが繁殖します。水生植物植栽により、ダブルの水質浄化効果が図れます
景観向上に役立ちます。
適用例1:ホタル人工河川(浄化式ロール浮島工法)
ガラスびんを主原料としているため製品は大部分が珪酸質であり、ホタルの餌となるカワニナが非常に好む物質です。きれいな水を作り出すこととあわせて、ホタルの育成資材としても最適です。
適用例2:観光地における池の浄化(石川県片山津温泉砂走公園あいあい広場)
石川県片山津温泉砂走公園内の親水用のあいあい広場の大小2つの池(大350㎡、小100㎡)に対して沈床工法による水質浄化をおこないました。使用量は、大で100㎥、小で30㎥です。